投資派vsギャンブル派
そもそも自分はFXの必要性を何ら感じていなかった。株でさえ縁がないほどの貧乏な家庭だった。
そもそも貯金をするより借金をしていた。給料日前にはほぼ残高はなくあればありったけ使うほどで、外食、ドライブ、パチンコを生活のライフスタイルにしていた。
経済のことなど何一つ教わることなく社会に出てからサラ金にも手を出した20代だった。
将来のことなど考えずその日さえ楽しければそれで満足だった。ピーク時の借金は400万ぐらいだったと思う。
その頃は仕事が楽しくてその反面休みの時間はストレス解消にパチンコ屋に入り浸っていた。
そんな自分も真剣に将来を考えたのは30を過ぎてからで借金返済には3~4年は費やしたと思う。返済が終了してから10年以上勤めた会社を退職した。今でもその会社のストレスで夢を見るほどだが、経済的な窮地を作り上げた環境は間違いなくその会社と社会の構造だと思っている。
借金を返済してわかったことがある。
金利という重みだ。痛い目をみてやっと見えてくる。
社会の罠や暴利の仕組みが。
社会に出る就職する通勤のために車を買わせ借金を背をわせる。時間的に余裕がないのでコンビニ飯やドリンクを買わせる。休みの日の開放感と高揚感。仲間との遊びや異性での意識で金銭感覚を狂わせる。給料やボーナスがあるという安心感から欲望のままにカネを使わせる。
みんなにカネを使わせ借金をさせることで企業が潤う仕組みになっている。政府の税収が増える。それゆえ重要なカネについて誰も教えない。いや教えたくないのだ。
地域の温度差である灯油代や電気代、通勤に掛ける車代や維持費、なにより時間微差は大きな差となって現われる。そんな不利な状態の貧困層にも一律で消費税が掛けられる。8%がどれだけ大きな負担になるか1日の最低生きるために必要なカネは1人2000円×30日6万円は必要だ!そのうち4,800円が消費税と言うことになる。それに車を所有している、家賃を払っているということが加算されれば加速度的に負担が大きくなる。
社会の罠は多い。例えばリボ払いの金利は15%。サラ金は18%。自動車ローンは4%~7%。借金をすることでもわかるように金の無い貧困層がよりいっそうカネを巻き上げられる仕組みである。
それだけでは無い、自動車保険や入会料といった一時金にインフレ率と消費税を含んだ諸経費を考慮した実質金利はもっと加算される。
金が無いものがよりいっそうカネが無くなり借金を重ねる。欲しいものを我慢できない性格の者は、会社に我慢強く勤めるような事もできないし、友達との付き合いや生活の質も落とせない。借金は雪だるま式になることは目に見えているが、そんな者たちを食い物にしているのが現社会。
過払い金でアディーレ法律事務所がド高い全国版のCMを打っても採算があうのも社会でどれだけサラ金を利用しているか想像以上にいるっていうことだ。
ギャンブル依存症が世界一多い国でカジノ法案が通りよりいっそう依存症が増加しようとも屁と思っていないのが今の社会なのだ。
投資を始めるきっかけ
株に興味を持ったのはNISAが始まった頃で2~3年前の話だ。
先に述べたとおり重い金利に苦しめられてきたが、その当時は金銭感覚破壊していたのでそのことさえも気にしていなかった。しかし会社を辞めてからの1円1円の重みは両肩にズシッとのしかかり、1円を稼ぐことの大変さを身をもって知ることになる。
それでも社会への不信感と絶望の中で働くことでお金を使わせ搾取する罠に嫌気をさしていた。
お金を株に変えることで配当がもらえるこの仕組みをもっと早く知りたかった。例えそれが100万円の株の配当が年3万円だとしても1日当たりに換算すると82円がもらえることになる。
生きるだけで2,000円かかるとするならば、100万円の株を持ち続けることで1,918円の収入を考えればいいことになる。例えば株の配当だけで1日2,000円を得ればただ生きてゆけるだけの水準は維持できるという考えが出来上がる。
そしてFXへ
FXにスワップ金利と言うのがあるのをご存じだろうか?
日本の金利が0.1%に対し南アフリカランドの金利は約7%ランド円買いのポジションで1万通貨保有していれば1日当たり130円の金利がもらえるのだ。
しかもスプレッドにより25倍まで可能で興味を持ったのがきっかけだった…
しかしその分リスクは高い長期保有すればするだけ新興国通貨は価値が下がるようになっている。
ランド円の撤退
2年前までは9円台を割ることはまれなことだったが、ここ1~2年で6円台に突入することも、8円台で買いを入れたランド円の激落ちにスワップ金利どころ話では無いほどの含み損へ。
アメリカがさらなる金利引き上げを行うとするならば、新興国の通貨はさらなる落ち込みに向かうのは確実とみてランド円のスワップ金利から撤退したトータルで結果マイナス1万~2万。10年前まで20円近い通貨も6円台前半に定着するのも時間の問題かもしれない。
デイトレにチャレンジ
リスクが少ないと思われたスワップ金利もアメリカの利上げという地合の悪い状況では何の意味もないことを悟った。
長期がダメなら短期とばかりにFXのデイトレ開始、当然デイトレでの才能は無く10万円近くの損失で撃沈。FXトレード勝てないのであるならば外にその答えがあるのではと考えた。
要するにDMMFX口座を開いて5万円以上入金して2万円を貰う。プラス500ロットの取引を行い2万円貰う。計4万円。
それと
GMOクリック証券でも同じように口座を開いて25,000円を貰う。
ただ、口座を開くだけでは無く、実際にFX取引を行う。がこのご時世為替の激動が激しい。そこで両建てをする。DMMFXで買いを入れたらGMOクリック証券では売りを入れる。
スプレッドがドル円0.3円で1万通貨当たり30円×500ロット=15,000円×2で30,000円のマイナス。キャッシュバックキャンペーンで1万~1万5千円のプラスでほぼリスクなしで稼げちゃうわけ。
しかし、これね割と欲がでるもので両建てしないのよ実際。よし絶対ここは上昇だと両方を買いに入れて撃沈するパターン。ここで結局10万円近いマイナスになる自分の意志の弱さがでる。
これを成功させるには決めたルールを絶対守ること。
継続的プラス
ただし、上記の方法は新規口座を開設してしまえば1回ぽっきりで終了してしまう。FXのデイトレの知識や経験も1回で終らすのはもったいない。
ヒロセ通商【LION FX】 では取引料によりキャッシュバックを毎月行っている。ポンド円はハードルが高くなるがこれも両建てでいけばさほどリスク無くイケる。ただしスプレッドが高くなるので要注意。実力がついてきてからの方がいいかもしれないがキャッシュバック目的でトレードしてプラマイゼロぐらいな気持ちでやることもできる。
1ヶ月300万トレードで1万円を狙うと言うのもいいのでは?ただ1万通貨の場合1ヶ月22日として1日10回以上トレードしなければならず回数を増やせばその分スプレッドが嵩むのを計算しなければならない。
思いのほかハードルが高いので要注意だ。
総括
買い物をする場合いい商品を安くなったときに買うそれが買い物をするコツだとした場合、株も同じようにいい商品が安くなった時に買うのは当り前のこと。
しかし日銀や年金運用で買い支える今の日本企業の株は割高でまったく買う気になれない。
しかもトランプ政権になり為替もどう動くか不透明とリスクは高い。
長期が不透明で不安ならば短期でと考えたのがFXトレード。しかしギャンブル要素が高いことや9割が退場すると言われるこの業界で生き残るのは至難の業ではない。
短期で利益を上げたとしても長期で利益を出し続けることは難しい。難しいなりにその対策を他に求めればそのリスクは軽減でき即退場まではいかない。
FXは上がるか下がるかのどちらかしか無く、予想が当たればプラス外れればマイナス実にシンプルでギャンブルだ。経験を積めばその予想は向上すると思ったら大間違いで、コインの裏表を当てる時に1万回の経験したからと言って予想が100%当たることはあり得ないのと同じである。
でも世の中はFXで3年以上やれば勝てるだろうと思ってしまう。
だから、FXでは熱くなってはダメだ。コインの裏表で賭けるようなモノとして遊び程度がちょうどいい。為替で儲けるのでは無く長期の投資のタイミングを見る程度がほどよいだろう。